Google Vidsで最長15秒のAI動画を月3本まで|Gemini Omni 1.2 Flashの使いどころ

照明を浴びたお茶の缶と、左右に異なる舞台背景が並ぶイラスト

商品写真を使って、SNS用の短い紹介動画を作りたい。そんな用途に向けて、Googleは11月5日に動画生成モデル「Gemini Omni 1.2 Flash」を発表しました。Google Vidsでは、GoogleアカウントまたはGoogle Workspaceの契約で、最長15秒の動画を月3本まで追加料金なしで生成できると案内しています。Google Vidsの公式発表

最長15秒になり、同じ動画に修正を重ねられる

Googleによると、モデルが生成・編集できる動画は従来の最長10秒から15秒に伸びました。モデルの仕様では、3秒から15秒まで1秒刻みで長さを指定できます。短い商品紹介なら、全体を映してから、見せたい部分へカメラを近づけるところまで一つのクリップに収めやすくなります。Google DeepMindのモデル発表

参照画像は、動画の中で再現したい商品や人物の見本です。Googleは、画像や動画で与えた見本の特徴を保ちやすくなったと説明しています。Flowなどでは、生成した動画に「背景を明るくする」と追加で伝え、同じクリップを会話で修正できます。選べる設定は利用するサービスの画面で確認できます。参照素材と会話編集の説明

参照画像と指示から動画を生成し、追加の指示で修正する三段階の図
参照画像を使った動画生成と会話による修正の流れ(AI生成)。

商品写真から短い告知を組み立てる

例えば、お茶の缶を紹介するなら、商品が分かる写真を用意し、「缶を中央に置き、最初は全体を映して、最後にラベルへゆっくり寄る」と場面を決めます。冒頭で何の商品かを見せ、後半は一つの特徴を伝える構成なら、15秒の中で視線を誘導しやすくなります。最初の案で商品の形と構図を見てから、背景の色や光の方向を一つずつ見直すと、変更の影響を追いやすくなります。

商品名や開催日など、文字の正確さが必要な情報は、動画を確認したあと編集画面で字幕として重ねる方法もあります。文字を後から差し替えられる形で残すと、同じ映像を別の日程の告知に使いやすくなります。ここで示した手順は制作例です。

月3本のVidsと、秒単位のGoogle Cloud

まず少ない本数で試すなら、Google Vidsの月3本の枠が目安になります。個人向けGeminiアプリについては、Google AI Ultra加入者への段階提供と案内されています。日本の個別アカウントへの反映状況や、職場の管理設定による利用可否は本記事では確認していません。Vidsの利用枠、各サービスへの提供案内

Google Cloudでは11月5日に一般提供が始まり、720pの動画は1秒あたり0.07米ドルと公表されました。この単価で15秒を1本生成する場合は1.05米ドルです。候補を複数作る場合は、その合計秒数で見積もると制作費を考えやすくなります。Googleは360pや720pで下案を作り、選んだ映像を高解像度にする流れも紹介しています。Cloudでは参照音声の入力に事前許可が必要と案内されています。Google Cloudの提供・料金案内

商品形状と文字、動き、音声と字幕を確認する三項目の図
生成した商品紹介動画を公開前に確認する項目(AI生成)。

公開前に商品の見た目と音を確かめる

動画を採用する前に、最初と最後のフレームを商品写真と見比べます。途中でラベルの文字や容器の形が変わっていないか、手に取る動きや影の向きが自然かを見ます。ナレーションがあるなら、商品名の読み方や字幕とのずれも確認します。生成した案をスマートフォンの表示サイズで見ると、文字が小さすぎたり、最後の説明を読む前に映像が終わったりする問題に気づきやすくなります。

15秒に伸びたことで、短い紹介でも見せたい順番を組み立てる余地が広がります。月3本の枠で試す場合は、最初に主役と伝えたい情報を決め、使う写真と構図を固めておくと、生成した案を比較しやすくなります。

確認日 2026年11月6日。提供条件と性能の説明はGoogleの公式資料に基づき、動画の品質や所要時間の実測は行っていません。掲載図版は制作の流れを表すイメージです。

出典