【11月連載 #07】 行動を止める“無意識の言い訳” ― 「やらない理由」を潰すだけで、人生は変わる ―

「やりたいのに、できない。」

多くの人がそう感じている。

頭ではわかっている。
やれば変わる。
動けば結果が出る。

でも、なぜか動けない。
そして、自分を責める。

「自分は意志が弱いんだ」
「向いてないのかもしれない」

でも、それは違う。
本当の原因は、“意志の弱さ”じゃない。

行動を止めているのは、「無意識の言い訳」だ。

言い訳は、脳が作り出す「正当化プログラム」。

脳には、「自分を守るための言い訳」を作る機能がある。
たとえば──

「時間がない」

「まだ準備ができてない」

「今日はタイミングが悪い」

これらは、サボりではなく“防衛反応”なんだ。

脳は、変化やリスクを“危険”とみなす。
だから、「やめとけ」と言ってくる。

つまり、
行動できないのは、あなたが弱いからではない。
脳が“安全”を選んでいるだけ。

無意識の言い訳、3つの代表パターン。

① 「完璧になってからやる」

これは、一番多い罠。

「もっと勉強してから」
「準備が整ってから」
「タイミングを見て」

でも、その“タイミング”は永遠に来ない。

行動に完璧なタイミングなんて存在しない。
今この瞬間が、最も早い“タイミング”だ。

成功している人は、完璧になる前に動いている。
行動の中で、完璧に近づいていく。

② 「他に優先すべきことがある」

これも、よくある言い訳。
「今は忙しいから」「落ち着いたら」

でも現実は──
落ち着く日なんて、来ない。

今この瞬間に動けない人は、
未来の“忙しさ”を理由に、また動けなくなる。

優先順位を決めるのは、状況ではなく“意識”。
本当にやりたいなら、“今”やるしかない。

③ 「自分にはまだ早い(または遅い)」

「まだ経験がないから」
「もう年齢的に無理だから」

この2つは、最も危険な自己制限。

なぜなら、
「今やらない理由」としては“最も聞こえがいい”からだ。

でも実際は、
早くても、遅くてもいい。

やる人は、いつだって“今”やる。

言い訳を潰す方法は、「意識を1行で書き換える」。

僕がよく使うのは、この1行👇

「それ、本当に“今”できない理由か?」

たったこれだけ。

脳が“言い訳”を出してきた瞬間、
自分に問い直す。

「時間がない?」 → 本当に? 10分もない?
「やる気がない?」 → じゃあ、1分だけやってみたら?
「まだ早い?」 → いつなら早いの?

この瞬間、脳は“思考停止”から“行動モード”に切り替わる。

無意識の言い訳を消す「3つの習慣」。

① 小さく始める。

言い訳のほとんどは、「ハードルが高い」時に出てくる。
だから、最初のハードルを下げる。

“1時間勉強” → “5分読む”

“毎日運動” → “スクワット5回”

小さな行動なら、脳は抵抗しない。

② 行動の“意味”を再確認する。

やる気が出ないのは、行動の“目的”を見失っているから。
「なぜ、それをやるのか?」を思い出そう。

“意味のある行動”には、
脳が自然とエネルギーを出してくれる。

③ 「やらなかった時の未来」を想像する。

“やらないままの自分”を具体的にイメージする。

1年後、何も変わっていない自分

チャンスを逃した後悔

誰かに先を越された自分

その痛みをリアルに感じることで、
「今やらない方が怖い」と脳が判断するようになる。

言い訳の正体は、「恐れ」。

行動を止める言い訳の奥には、
いつも“恐れ”がある。

失敗が怖い

他人に笑われるのが怖い

変わるのが怖い

でも、
その“恐れ”の向こう側にしか、
本当の成長はない。

恐れを感じる方向こそ、行動すべき方向。

●まとめ

行動を止めるのは「意志の弱さ」ではなく「言い訳の仕組み」。

言い訳は脳の防衛反応。意識的に書き換えれば動ける。

小さく始める・意味を再確認する・“やらない未来”をイメージする。

言い訳を1つ消せば、
未来が1つ、動き出す。

今日、あなたが1つの言い訳を捨てれば、
その瞬間から、人生は少しずつ変わっていく。

じゃぁね。
チャオ(・∀・)