会社を辞めたい。

■面接
「すいません!
 会社に泊まり込みして
 仕事をしても大丈夫ですか!」

僕の人生を間違いなく
大きく変えたのは、
この面接からだった。

大学生の時に、
就活をしてたけど、
思うように内定を
貰えず、

恐らく10社以上は
不採用になった。

で、

最終的には、
リフォームの訪問販売を
やっている会社に入社
出来たんだけど、

そこは、半年後
倒産(笑)

なかなかの
ファンキーな

社会人
1年目である。

そこから、
僕は引きこもり、
ニートになり、

当時は実家で
暮らしていたんだけど、

■オヤジ
「お前!そろそろ
 働けよ!!!!!」

と言う事を
めちゃくちゃ言われるようになり、
引きこもりしずらくなった。

そこで、
朝から閉店まで
パチ屋に行って
スロット三昧。

そんな生活が半年続き、
気がつけば、
スロットで100万ぐらい
稼いでいた。

机の上に

1万円札を10枚束ねて
10個並べる。

(ΦωΦ)フフフ…
(ΦωΦ)フフフ…
(ΦωΦ)フフフ…

「俺はスロプロで行きていく!」

なんて思った
生きていた時期もあった。

しかし…

そんな人生は甘くない。

気がつけば、
その100万は消えて、
貯金通帳の残高も
56円ぐらいになった。

「マジやばい。。。
 ジュースも買えない。」

今までは、
金があったから

実家から出ても
スロットして時間を
潰せたけど、、、

金が無いと
何処にもいけないし、
何も買えない。

だから、

公園のベンチに
ぼーっと座り、

「俺。人生積んだな。。。」

そんな事を
考える日々。



実家暮らしとは言え、
携帯代とかは自分で
払ってたんだけど、

金無くて、払えなくて、

その請求書は
どんどん貯まる。

「やばい。。。
 携帯止まるやん。。。」

僕は、

プライドを捨て、
電話する。

当時、付き合っていた
彼女に久しぶりに電話して

第一声が、

「金を貸して欲しいんだけど。。。」

当時、
引きこもりしてたり、
スロット三昧していて、

つき合ってた
彼女とは連絡をしていなかった。
連絡が来ても無視。

もはや、
自然消滅している
状態???

とも言える。

が、

駄目元で電話して聞いてみた。

その結果、
貸してくれた。



どう考えても、
誰が見ても、

「俺は最低の男」

ずっと、
彼女から連絡来ても無視してたし、
半年以上は何もコンタクトとってないからね。

で、

第一声が

「金貸してくれ」

だから。

僕は、
その時に、
誓った。

「とりあえず働こう。」

正直、ずっと引きこもりと
スロット三昧をしてたから、

一般の会社で働く事が
怖かったし、面接しに行く
勇気もなかった。

でも、
そんな事は言ってられない。

とりあえず、
コンビニにおいてある
バイトの求人雑誌を漁るように
読みまくって、

とりあえず、
時給が良い所に電話した。

そして、、、

めちゃくちゃ、
バイトしまくって、
とりあえず、目標であった
200万の貯金は出来た。

勿論、借りたお金も
返した。

で、

ちょうど
そんな時、

こんなメールを
発見してしまった。

「東京で事務所を構えて
 起業する事にしました!
 そこで、サポートスタッフを
 募集します!」



何を隠そう。

僕が引きこもりの時に

「ネットでお金を稼げないかなぁ」

と思って、
買った情報商材の
販売者からのメール。

「東京なら実家から
 通えるぞ!!!!!」

まぁ
実家からだと1時間半ぐらい
掛かるんだけど、

まぁ
共用範囲。

と言う事で、
面接に行く。

ぶっちゃけ、
情報商材を買って
僕は3日ぐらいで挫折していたし、
ネットでお金なんて稼げていなかった。

だから、

やる気をアピールするしかなかった。

■面接
「すいません!
 会社に泊まり込みして
 仕事をしても大丈夫ですか!」

=====
その面接から10年以上。
僕は社長になっていたが、、、
=====

サポートスタッフから
スタートして、

とりあえず、
我武者羅に働いた。

勿論、会社に
連日連夜泊まり込み。

寝袋が僕のベット。

1ヶ月会社に
泊まって過ごす。

なんて事も
普通にあった。

と言うより、

もう、会社が家化
してたけどね(笑)

そんな事を
ずっと続けて、
働いた結果、

僕はグループ会社の
社長の肩書を貰う
までになっていた。

でも、

そんな肩書を貰っても、
日々の生活は変わっていない。

いつも通り、
会社に泊まって

せっせこと
仕事をしまくる。



今、振り返ると、
あの面接で言った事を

10年以上続けて
社長になっても
やってたって

一生もんの
ネタやん。

(・∀・)イイネ!!

=====
まとめ
=====

「会社を辞めたい」

世の中には、
そう思って働いている人が
沢山居ると思うんだよね。

でも、

逆に、これぐらい
会社に寝泊まりして
働いたら、

まぁ

色々と得る物もあると思うよ。

ようは、
何か1つでも、

他の人より圧倒的に
やったもんって、

何かに応用出来るし、
何かに使える。

その何かは、
何でもいいんだよね。

例えば…

「生きていく」

と言うザックリ
大きなものでも、

「あん時、
 あれだけ頑張れたんだから、
 きっとやれる。」

みたいな感じで
生きていく上で
色々と使えるじゃん。

でもね。

何1つ、
人生において

「俺はやった。」
「俺は誰よりもやった。」

そう言った物がないなら、

きっと、常に自信も無いし、

最悪は、不安に押しつぶされて
しまう事もあると思うんだよね。



ただ、
僕の中では、
この思い出を

「空白の10年」

とか命名してるんだけど、

この10年は、

正直、会社で仕事しまくって
寝袋で寝てた思い出しかない。

しかも、
これ20代の時。

多分、一般の20代は、
仕事が休日の時、合コンしたり、
遊んだりしてたんだろうなぁ

って思う。

僕はそれが全く無い。

だから、
視点を変えると

どっちが正解なのかは
分からない。

僕は20代と言う貴重な
若い時間を、仕事だけに
使ってしまったからね。



でも、
僕は自信を持って言える。

「あん時。
 遊ばなくてよかった。」

ってね。

じゃぁね。

チャオ(・∀・)