「人生を変えたいんです」
この言葉を、
僕はもう何千回と聞いてきた。
本気そうな顔で言う人もいる。
涙ぐみながら言う人もいる。
長文メッセージで訴えてくる人もいる。
でも──
その大半の人は、数ヶ月後も、数年後も、
同じ場所に立っている。
なぜか?
能力がないからじゃない。
環境が悪いからでもない。
タイミングが悪いわけでもない。
理由は、もっとシンプルで、
もっと残酷だ。
「変えたい」とは言っているが、
「変える」とは決めていない。
ここで一つ、はっきり区別しよう。
「人生を変えたい」は、
願望だ。
「人生を変える」は、
決断だ。
この二つは、似ているようで、
まったく別物。
願望は、痛みを伴わない。
決断は、必ず痛みを伴う。
多くの人は、
痛みのない方だけを選び続けている。
変われない人が無意識にやっていること
人生を変えたいと言いながら、
変われない人には、
驚くほど共通点がある。
① 「いつか」を使い続けている
* いつかやろう
* そのうち動く
* 今は準備期間
* もう少し整ってから
でもね、
「いつか」は、人生を止める魔法の言葉だ。
いつかは、来ない。
来たとしても、
その時の自分は、今と同じ思考をしている。
② 「分かっている」で止まっている
これは本当に多い。
* それは分かってる
* 知ってる
* 理解はしてる
でも、
分かっている人生と、
動いている人生は、まったく別物だ。
人生を変えるのは、理解じゃない。
行動だ。
③ 「失敗しない方法」を探している
人生を変えたい人ほど、
失敗を恐れている。
でも、
ここに大きな矛盾がある。
失敗を避けたい人は、
人生を変えられない。
なぜなら、
人生が変わる瞬間は、
必ず「未知」に踏み込んだ時だから。
人生が変わる人は、何をしているのか?
一方で、
本当に人生が変わる人は、
何をしているのか?
答えは驚くほど単純だ。
✔ 「先に決めて、後から理由を揃えている」
変わる人は、
完璧な準備ができていない。
自信もない。
怖さもある。
不安もある。
それでも、
先に決める。
そして、
決めたあとに、
必死で自分を育てる。
✔ 「自分に言い訳ができない環境に入る」
変わる人は、
自分を甘やかさない。
逃げられない場所に、
自分を置く。
お金を払う。
人と約束する。
期限を決める。
これは自虐じゃない。
自分を信じていないからこそ、
仕組みに頼る賢さだ。
✔ 「変わることより、失うことを受け入れている」
人生が変わる時、
必ず何かを失う。
* 安心感
* 慣れた環境
* 今までの自分
* 周りの評価
これを受け入れた人だけが、
次のステージに進める。
厳しいけど、真実の話
ここは、
はっきり言う。
人生を変えたいと言い続けているだけの人は、
実は「今の人生が、そこまで嫌ではない」。
本当に嫌なら、
もう動いている。
これは、
自分を責める話じゃない。
事実を認める話だ。
だから、
もし今の自分にこう思うなら。
「このままじゃ嫌だ」
「もう繰り返したくない」
「今度こそ変わりたい」
その時は、
言葉を変えてほしい。
「変えたい」じゃなく、
「変える」。
そして、
一つだけでいい。
今日、
何かを決めてほしい。
最後に
人生は、
考え続けた人から変わるんじゃない。
決め続けた人から、変わっていく。
小さくてもいい。
不格好でもいい。
怖くてもいい。
決めること。
それが、
人生を動かす唯一のスイッチだ。
●まとめ
- 「変えたい」は願望、「変える」は決断
- 分かっているだけでは、人生は変わらない
- 失敗を避ける限り、変化は起きない
- 変わる人は、先に決めて後から育つ
- 人生は、決めた回数で変わっていく
> 人生は、
> 変わりたいと願った瞬間じゃない。
> 変わると決めた瞬間から、動き出す。
じゃぁね。
チャオ(・∀・)