【11月連載 #13】 他人に振り回されない生き方 ― “人と関わりながらも、自分を失わない”という力 ―

「人付き合いで疲れる」──多くの人の悩み。

人間関係は、生きる上で避けられない。
でも、なぜか疲れる。
なぜかストレスになる。

それは、人のせいじゃない。
「他人の基準」で生きてしまっているから。

他人に合わせる優しさは大事。
でも、他人に支配される必要はない。

“いい人”ほど、自分を見失う。

「嫌われたくない」
「波風立てたくない」
「期待に応えたい」

こういう気持ちは優しさでもある。
だけど、それを続けていると──

いつの間にか「自分の感情」より、
「相手の顔色」を優先して生きてしまう。

気づいた時には、“自分がどこにいるのか”分からなくなっている。

他人に振り回される人の共通点。

① 「評価」で動いている。

「どう思われるか」を基準にしていると、
常に他人の反応に心を奪われる。

でも、評価はコントロールできない。
相手の気分や環境で、どうとでも変わる。

評価を気にするほど、自由を失う。

② 「相手の感情」に責任を持ちすぎている。

誰かが怒った。誰かが落ち込んだ。
その瞬間、「自分のせいかも」と考えてしまう。

でもね。
相手の感情は、相手の問題。
あなたの責任じゃない。

他人の感情を“背負いすぎる”と、人生が重くなる。

③ 「比較」で自分を見ている。

SNSの時代、他人の成功が簡単に見える。
でも、あれは“切り取られた一部”。

他人の人生の“見える部分”と、
自分の“全て”を比べてしまうと、
どんな人でも苦しくなる。

比較は、努力の燃料にもなるけど、
“自己否定の毒”にもなる。

他人に振り回されない3つの思考法。
① 「自分の軸」を明確にする。

まずは、自分の中に基準を持つこと。

自分は何を大事にしているのか?

どう生きたいのか?

何に時間を使いたいのか?

この3つが明確になると、
他人の言葉にブレなくなる。

軸のない人は、風に流される。
軸を持つ人は、風を読んで進む。

② 「嫌われる勇気」を持つ。

全員に好かれるのは不可能。
だから、嫌われることを怖がらないこと。

むしろ、
“本当の自分を出せる人間関係”だけが、長く続く。

嫌われることを恐れず、
“自分を出せる関係”を選ぼう。

③ 「他人より、自分の心の声を聞く」。

何をしたいのか?
どう感じているのか?

日常の中で、ちゃんと“自分の声”を聞いているか?

他人の意見に流される前に、
一度、心の中で自分に聞く。

「本当は、どうしたい?」

この問いを繰り返すことで、
他人に支配されない“内側の軸”が強くなる。

自分軸は、“孤独”の中で育つ。

人の意見をシャットアウトして、
一人で考える時間を持つ。

それは“逃げ”ではなく、“整える時間”。

静かな時間の中で、
ようやく「自分の本音」が聞こえてくる。

孤独を恐れる人は、流される。
孤独を使える人は、自由になる。

●まとめ

他人に振り回されるのは、“軸”がないから。

自分の軸を決め、嫌われる勇気を持つ。

他人の声より、自分の心の声を優先する。

“いい人”を卒業して、“本当の自分”で生きよう。

あなたが自分らしく生きること。
それが、周りの人をも自由にする力になる。

じゃぁね。
チャオ(・∀・)