交通事故

今日、コンサル中に
電話が掛かってきた。

コンサル中だったから
最初は無視してたけど、
あまりにもひつこいので
電話に出てみると・・・

事故現場からの
電話だった。

「今、車に突っ込まれて。」

「マジで!」

電話の向こうから
ガチの悲鳴っぽい声も。。。

これは、ただごとじゃないと
思ったけど、どうする事も出来ない。

とりあえず、話を聞くと
命は大丈夫そうな感じ。

でも話を聞くと・・・

車は大破し、エアーバック
も全部出てしまっているらしい。

とりあえず、救急車が来て
病院が決まったらまた連絡すると
言う事で電話は切れる。

・・・
・・・
・・・

「大丈夫ですか?」

コンサルを受けていた人から
そんな声を掛けられる。

「えっ。あ〜事故ったみたいです。」

内心はオドオド。

どらえもんのどこでもドアが
あれば、直ぐに現場には行ける
んだろうけど、

どこで事故ったのかも分からない。
どこの病院に搬送されるのかも分からない。

だから、電話を待つしか無い。

その後もコンサルは続ける。

コンサル終了後、
電話を掛けてみると

救急車が到着していたようで、
救急隊の人が電話に出てくれた。

「命にべつじょうはありませんか?」

「恐らく大丈夫だと思います。」

ふ〜。一安心。

そして病院に向かう。

病院に到着後、

「すいません。先ほど救急車で
搬送されてきた人がいると思うんですが、、、」

「あっちょっと待って下さい。」

そして、検査している
病室に案内される。

そこには、
レントゲンの頭蓋骨の
画像が貼られていた。

「先生。頭は大丈夫ですか?」

「問題はありませんでしたね。」

ふ〜。。

でも、顔を見ると、
アザだらけ。。。

唇はザックリときれている。

その後、病院で唇を
10針ぐらい縫う。

・・・
・・・
・・・

事故の話をよ〜く聞くと
青信号になって直進しようと
したら信号無視で車が助手席側に
突っ込んできたらしい。

ぶつかった所は
ヘッドライト付近のようだ。

結構なスピードが出てた
みたいで、もし助手席に
直撃していたら、、、

死んでいたかもしれない。

それぐらいの
スピードだったらしい。

ニュース番組で
交通事後で死亡した
話はよく流れる。

そして、そんなニュースを
見ても人事のように聞き流す。

もう。人事じゃない。

生きていて本当に良かった。
そう心の中で思ったけど、

一歩間違っていたら
間違いなく死んでいた。

不幸中の幸い。

とはこの事だろう。

いつもと変わらない日常が
いつも以上の幸せを感じる。

ただ生きている事。
それだけでいい。

普段の生活において
生きると言う事は
普通の事かもしれない。

空気吸って、メシ食って、

寝る。。。

そんな事は、何も感じる事なく
当たり前のように僕達は生きている。

⇒お金が無い。
⇒仕事が辛い。

何も無くても
生きている。

死んだら辛いって感情も
味合う事もできやしない。

今、自分が生きている
と言う事がどれぐらい
幸せなことなのか。

それを再認識
させられる日だった。

明日、自分が死ぬかもしれない。
明日、身内が死ぬかもしれない。

やっぱりそう考えると、

生きている間に
生きているこの瞬間に

やりたい事、
全部やっておきたい。

どんなに失敗しても
どんな状況になっても

生きていれば
なんとかなる。

生きていれば
起死回生の方法は
いくらでもある。

でも時間は
残されていない。

やるのか。
やらないのか。

やっぱり
やっちゃう人生を
僕は選ぶ事にする。

終。